2008年9月30日火曜日

シャシャンボ(和製ブルーベリー)第2弾

我が萌ブルーベリー園福津農場の中に、日本原産のブルーベリー〝シャシャンボ〟を栽培しています。シャシャンボは、関東以西に広く分布しています。栽培しているのは、自生地から掘り上げてきたものや、実生から育てたものがほどんどで、一部、挿木からのものもあります。



実生は、親木の性質が優れている木の実をからとりました。ほれぼれするぐらいびっしりと実がついているんです。



ゴマの種よりもっと小さく、砂粒ほどでしょうか。吹けば飛ぶようなちっちゃな種です。でも、丁寧に播種をすると、以外と発芽率がいいんですね。



実生の苗は、挿木苗よりも発根の状態が優れています。挿木苗は、挿し穂の切り口から、粗めの根が数本伸びて、さらに根がわかれていきます。実生苗は、茎と直結したがっしりとした根が、数本に分かれて、さらにひげ根を伸ばしていきます。挿木苗の生長は、一見早く見えますが、2年ほど経つと少しずつ、実生苗の方が勢いを増してくるんですね。



9月も終わりという時期なのに、花が咲いていました。実にはなりきれないと思いますが。常緑樹ですが、今なお、若枝を伸ばしています。
今年も、シャシャンボのジュースやジャムをつくってみるつもりです。

2008年9月29日月曜日

レッドパール(ブルーベリー)の四季

赤く色づくレッドパール(ラビットアイブルーベリー)の実。とてもかわいいもんです。
4月には、ちょっと小さめの、白い花が咲きます。



5月下旬頃には、小さな緑色の実がほんのりと口紅をして、我先にと大きくなってきます。



熟しだすのが待ち遠しくなりますが、7月初旬頃から、ポツリポツリと黒く熟した実が見られます。レッドパールで、おもしろいのは、熟す前に実が真っ赤になることです。ツヤツヤの真っ赤で、これがたまらなくいいんですね。



7月の下旬頃が、最盛期となります。房なりというわけにはいきませんが、結構、収穫できます。実の大きさが、もう少し大きいといいんですがね。



今のところ、10本くらいブルーベリー園に植えています。育てやすい品種だし、赤い実がとってもかわいいんで、もう少し植えてみようかなと思っています。
これは、宮崎大学農学部國武久登教授の作出した、品種です。

2008年9月27日土曜日

和製ブルーベリー「シャシャンボ」の今!!

九州北部の低丘陵地のいたる所で、日本原産のブルーベリー「シャシャンボ」が、元気に生きています。時折、思いついたように足を運んでは、シャーッターを切っています。
この一帯には、20本程のシャシャンボがあります。実の付き方は、個体差もありますが、ほぼ写真のように、ビッシリついています。ジャムやジュースにするために、収穫するのですが、相当量があります。実の中には、色づき始めたのも。12月位が収穫の最盛期でしょう。



ここに自生しているのは、鳥が糞と一緒に落とした種から発芽したものと思われます。もともと、ここは大きな工場団地の周辺の法面で、造成地でした。傾斜も30度以上あります。



粘土質で、痩せ土というのも幸いしたのでしょう。全く、不揃いな位置に、自生のシャシャンボが、自生しているのです。ここでは、造園業者に法面の草刈や手入れを依頼していますが、次第に大きくなっていくシャシャンボを残してくれたのが、ここまで育ってしまたのと思われます。刈り込みにくいススキや蔓などは残したままです。



綺麗に刈り込みが終わったあとには、根元に固形の油粕をやっています。枝等はシャシャンボ以外の樹木も、剪定などはしていなせん。20年程経っているのでしょうか。今では、ちゃんと市民権を主張しています。



シャシャンボに混じって榊などが混雑して育っている箇所もあります。競争力の弱いシャシャンボですが、他の樹木が低木なので、お互い元気に茂っているんですね。残してくれた、造園業者も、良いことしてくれましたぁ。
最初からここの会社が植樹した樹木には、ちゃんと登録番号が取り付けてありますが、無登録のシャシャンボには、がんばってもらいたいと思っています。

2008年9月26日金曜日

ランタナがんばる!!

事務所の前の、ランタナいつものように、花を咲かせてくれます。筑前21宿のひとつ。古い街道沿いの道路ですが、車だけは多いんですよ。我が事務所も、江戸時代後期に建てられているんです。事務所の中は、MacやWindowsが10台ほど並び、ミスマッチな光景です。



以前に、紹介した側溝の脇から伸びてきたランタナは、ますます元気です。埃か塵の中から芽を出したのでしょうが、ご覧のとおり綺麗な花を咲かせています。時折、車のタイヤに轢かれることもあるんですけどねぇ。



と、目を手前の方にやると、3メートルほど咲きのセメントの裂け目に、何やら緑が。



アップしてみると、どうもランタナのようです。ん~ん、このしぶとさには脱帽です。ここは、お客様の車が、タイヤを乗り上げてくる部分で、下敷きになる確率が多いんですけどねぇ。がんばってくれよの、一言です。

2008年9月25日木曜日

クリと掛稲と・・・

いつものように、毎朝のブルーベリー園の草刈作業後、園内のクリを収穫しました。3分の1くらいは、虫が入っているようです。



大きくなったクリの木を見上げると、青いイガグリがいっぱい。今後の収穫が楽しみです。早速、クリご飯でも・・・。



秋祭りが、あっちこっちの神社で催されています。山間の田んぼでは、掛稲の風景が多く見られるようになりました。



どっかりと、誇らしげに稲穂が掛けられています。さぞかし、美味しいお米ができることでしょう。



掛稲のすぐ側を流れる川のほとりに、黄色い花が薮の中から姿を現していました。名前は、まだ、分かりません。

2008年9月24日水曜日

彼岸花が咲いています

昨日は、秋分の日。この頃、決まって季節を伝えてくれるのが、彼岸花。ヒガンバナって、いいですね。土の中から、モッコリ伸びてきて、この時期に、真っ赤な花を咲かせてくれます。



土手や荒れ地にも、ご覧のとおり。なんか、心も和みます。



小山から流れる小川の畔にも、咲いていました。



小川のせせらぎの、心地よいミロディを聞きながら、自然の妙を楽しんでいるようでもありました。



田んぼの中の、畦道の端っこに2つの祠がありました。風雪に耐えてきた祠に、語りかけるように、癒してくれるように、優しく曼珠沙華が咲いていました。

2008年9月22日月曜日

ブルーベリー園秋の収穫!!

ブルーベリー園を夏の間、相当荒らしていました。このごろ、めっきりと秋めいてきて、朝夕涼しくなってきたので、草刈作業にも精が出るようになりましいた。第一農場(福津)の方から作業を、取りかかっています。今のところ、30%程度。10月中旬には、終わってしまおうと思っています。



今朝の作業終了後、汗を拭いながら、朝日に輝くムラサキシキブが、とても素敵に見えました。今年は、紫式部が源氏物語を書いて、1000年になるとか。私の畑でも、ひっそりと光っています。



大きなクリの木は、5本程あります。ほとんどの木がまだ薮の中です。1本だけ下草をきれいに刈り取っています。そこには、立派なクリが落ちていました。木には、まだまだ沢山青い実がついています。クリご飯が、また、いいですねぇ。



今年は、7本程ほカキの木は、実がびっしりとついて、小粒です。カキの木の下には、足の踏みようもないほど、色づいたカキの実が、落ちています。少しだけ、持ち帰ってはいますが、みんな関心が薄いのです。(贅沢ですよね)



イチョウの木は、2本あります。1本は、下草を綺麗に取りました。お陰で、銀杏が拾いやすかったです。銀杏は、腐れるときの匂いが強烈ですもんね。ビニールに入れて、水を注ぎ込み、畑で腐れるようにしました。それから、処理をします。みんな、食べるのは、好きなんですよ・・・(困)。

2008年9月20日土曜日

クコの花、紫と黄色が!!

クコの生命力って、強いですねぇ。あらためて言うまでもありませんが、毎年薮のように繁るので株元を切ってしまいます。その後からも、新芽が伸びて、気が付いたらまたご覧のように。今は、花真っ最中です。



クコの花といえば、紫とばかり思っていましたが、よくよく見ると黄色が混ざっています。清楚な感じの紫色の花には、「いつも、邪魔者のように、株を刈り取ってごめんね」と、いいたくなります。



黄色の花は、ここだけの話ではないようです。「わぴちゃんのメモ帳」というブログにも、その記事を拝見しました。赤い実がつくのが、楽しみです。



ツルムラサキは、我家の裏庭のいたるところで、ツルを伸ばしています。毎年、この種を庭のアッチコッチに、ばらまいていることもあって、雑草を刈り取るときに、必要な分だけ残したままにしています。それでも、数十本のツルムラサキが伸びて、地面をはったり、ミカンやカキなど、手当たりしだいに巻き付いています。



今、花が咲き、そして黒光りの実がついています。花は、懐かしいお菓子の「金平糖」に似て、かわいいですね。

2008年9月19日金曜日

彼岸花、秋ですねぇ!!

♪♫・・・赤い花なら曼珠沙華〜・・・。「長崎物語」という歌の出だし部分です。
彼岸花のことですが、お彼岸のころになると、一気にパッと真っ赤な花を咲かせてくれます。ありがたいですね。いやでも、季節を感じさせてくれるんですから。



ブルーベリー園に行く途中で必ず通る小川の橋のたもとに、彼岸花を見つけました。球根には毒がありますが、川土手や田んぼの畦に、ぎっしりと咲いていました。今では、護岸工事もすすみ、圃場整備もされて、見応えのある彼岸花の群生が少なくなりました。
赤い花に、黒いアゲハチョウを見つけました。お似合いです。息を殺してそっと近づきシャッターを切りました。



ブルーベリー園のイヌマキの実もずいぶん熟しだしました。



食感は、「ズルン」としていますが、不思議な味です。嫌いな分野には入りません。光沢があって、セルロイドの塊のようにも見えます。



銀杏が地面にかなり落ちてきました。紅葉は、まだまだ先です。このまま放っておくと、腐敗するときに、かなりの悪臭を放ちます。そんなら、料理にでも使ってみようかなと・・・思ってはいますが・・・。

2008年9月17日水曜日

フェイジョアの実が膨らんできました!!

4年程前に植えたフェイジョアの木に、実がつきました。昨年は、10個程だったでしょうか。今年は、数倍の実がついています。




薮の中で、シコシコと太っていたためか、枝付きも不格好で支えが必要です。でも、九州の地に適応するのですね。一人前のフェイジョアらしくなってきています。



枝には、鈴なりというわけにはいきませんが、こんな格好で2〜3個実がついています。光沢を放たない渋い緑色をしています。



ガチガチの坊主頭のように見えますが、なんのなんの味は最高です。10月中旬から11月にかけて食べごろになります。楽しみです。



枝先の方に目をやると、まだまだ若枝が成長しています。元気がいいですね。常緑で、結構強健なので、友人にも勧めようと思っています。味は、言うことなしの満点ですもんね。

2008年9月16日火曜日

シャシャンボに接木のブルーベリーが元気!!

荒らし放題のシャシャンボ畑です。雑草を引き抜いて、ようやくシャシャンボが姿を現しました。今年3月に、せっせと、200本程接木した畑です。失敗作もありますが、元気なブルーベリーも多いようです。この写真の中央の木は、2品種のブルーベリーを接いだものです。



1本のシャシャンボが2又に分かれています。左の枝にサウスムーン(サザンハイブッシュ)、右の枝にレッドパール(ラビットアイブルーベリー)を接木しました。



レッドパールは、シャシャンボとの相性がとてもいいようです。がっしりとした枝がずいぶん伸びています。来春には花芽もできるのではないでしょうか。



同じ長い枝の中間部に、レッドパールを腹接したものです。これもよく活着しています。接合部分も、がっしりとしているようです。



左側の枝に接いだサウスランドは、レッドパール程ではありませんが、しっかりと繋がっています。どちらも、順調に育ってくれれば、6月にサウスランドが、7〜8月には、レッドパールの味が楽しめそうです。