2008年7月17日木曜日

竹が笑う?

我が町では、「里山の会」なるものを設立して、モウソウダケをシコシコと伐採している。なんのなんの、竹の勢いたるやものすごい。
薄曇りか雨の日などの竹は、どんよりとした墨絵風の風景の中で、重たい体をユサユサと前後にゆらしている。竹林は、全体がなにかに憑かれたかのように、不気味さえも感じる。いつの間にか、少しずつこの竹が侵入してくるのだ。油断をすれば、あたり一面竹林に駆逐されることもある。保水力もなく、利用価値もなく、いやがられることばかりのモウソウダケである。

7.17モウソウ4

そんなモウソウダケだが、樹木の中で一番風を楽しんでいるのである。風にまかせて左右に身をよじらせ、前後に頭をふる。杉や檜のような針葉樹には、そんな芸当はできない。台風
の親分がやってきたらひとたまりもない。タケは違う。風をかわすのである。
ところで、手入れの行き届いた竹林に入ってみると、風を楽しむ竹の囁きが聞こえる。竹がすれあって、カサコソカサコソと音をたてているのである。天空を見やると、青空を埋め尽くす竹がザワザワと語っているのである。それは、あたかも竹の仲間が、コミュニケーションをとっているようでもある。この様子にたとえて、「笑」という字ができたともいわれている。

7.17モウソウ5

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
萌では激安カラー印刷をはじめ、ブルーベリーの研究や異業種交流会など行っています。
ぜひご利用ください♪
★少数部カラー印刷・カラーコピーは総合情報企画 萌におまかせ!

※ただいまモバイル版萌のテスト運営中!

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム